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2008.06.17 Tue

『“空気読め” それより部下の 気持ち読め』

当然ですが、この川柳、どう思いますか?
毎年行われているサラリーマン川柳の今年の1位の作品です。

「空気読め、いわゆるKYというコトバが浸透し、若者だけでなくサラリーマン世代にも使われるようになり、もはや市民権を得たとも言っていいのではないでしょうか。

本来、日本人の特徴でもあった、言葉に出さずに相手の気持ちを察したり、場の雰囲気に応対するという能力がコミュニケーションツールが発達した現代において衰退していきていると言われています。

そんな時代、なにより求められているのは空気を読む能力である、と。
そのような時代の性格がこの川柳に現れてますね」

なんて朝のニュースのコメンテータは言うのかな。
まぁ、そのへんはいいよ。事実だし、そういうコメントを求められているんだろから、その点では空気を読めてる。


ただ、この川柳、意味不明。

この川柳を書いた人に失礼だけど、意味不明。
まったく意図がわからないし、文学的にも価値を見出せない。

まぁ、これが川柳じゃなかったら、許せる、とりあえず。
じゃあ、どこが意味不明なのかというコトについて言及します。


まず、“空気を読む”のと“気持ちを読む”のってどう違うの?

たぶん引っ掛けたくて2つのコトバを使っているんだろうけど、空気を読むというコトは、つまり気持ちを読むことなのでは?
2つのコトバを使い分けた意図がわからない。

要は、“空気を読む”ってコトバをよくわからないまま使ってんだよね、多くの人が。
そういった意味で、流行っているからといって意味もわからずに使いたがるという時代の性格をよく表した川柳だと思う。

あ!もしかして、この川柳を評価した人はそのヘンを見てたのか?


この話はもともとダウンタウンの松ちゃんが放送室で話して知ったんだけど、松ちゃんは川柳の順位を決めるのが素人の投票だということにキレてた。
確かに専門家っているか知らないけど、ある程度教養のある人だったらこんな川柳を評価はしないだろうと思う。


さて、さらに続きます。

この川柳でのストーリーはどうなっているんでしょうか。

“空気読め”というのは誰が誰に対して言っているのでしょうか。
部下が上司に?上司が部下に?

サラリーマン川柳のHPを見ると後者みたいです。

部下に「空気読め」と言っている上司に、部下が「気持ち読め」と思っている絵になってます。

まぁ、わかる。そういうシチュエーションがあるだろうから想像がつく。

だけどね、この川柳だけでストーリーが想像つく人がどれだけいるか。
それがこの川柳が文学的に欠けている部分なんです。

続く。
  1. 2008/06/17(火) 12:51:18|
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