また永作博美の話。3連休を使って実家に帰る際に、『pure soul』を借りてきて徹夜で観る。しかも、途中で寝てしまうという暴挙にでて、最終話のストーリーがわからない。
おもしろくは、、、なかったようなカンジ。
アルツハイマーって老人のボケのようなモンやと思ってた。お年寄りが何回も同じことして、指摘されると、『まだボケてへんわい!』みたいな。自分自身がなる分には別にええけど、周りがめちゃめちゃ迷惑がかかってしまう。そんなもんだって思ってた。まぁ、それは老人の場合だけかもしれませんが。
でも、今回の永作さんの役はそうじゃなくて、30歳で発症して、自覚症状もはっきりしているっていうのがつらいな。気づいたら忘れている自分に気づく。なんかよくわからんけど。普通に生活できなくなっていく自分が自分自身よくわかるってすごく怖い。自分が自分でなくなり、コントロールし得ないモノとなっていく。耐えられへん。
この話で一番つらいのは人を認識できなくなること。
ある場所で記憶が飛んで迷子になってしまう。携帯で夫に助けを求めるんだけど、怖くて電話ボックスで動けなくなる。やっとのことで見つけ出したのはいいんだけど、永作さんは、
『ずっとそばにいて、カズヤ』
、、、一見タイムリーなセリフのように思えますが、夫の名前は『コウスケ』です!
このときに音が全部消える演出があって、見ていてなんとも言えない心境に、、、
後々、カズヤって2年前の元カレの名前だったことがわかり度々間違えられて呼ばれることになる。めっちゃつらいよね。どうしたらいいかわからなくなる。
ボクも時々、夜遅くまで女友達(?)とメールしていると、毎朝会う好きな人にそのメールしてた人の名前言いそうになる。そんなことしたらもう終わりだよね。だから危ないときは話さないようにしてた。
話を戻すと、永作さんは自分の心の中にはコウスケしかいないって言うのに、記憶が2年前に戻ってしまう。これはつらいな。だって、気付いたら違う男に抱かれていることだってあるワケでしょ。しかも、一時的とはいえノリノリで。そんな状態の自分は夫を傷つけるだけでしかないって思っちゃうんだよね。つらいわ。
そんなこんなで、遂には妊娠しちゃうし。そんな状態でもやることやっとったんか!って言いたいけど冷静に考えるとだれの子だかよくわかんなかったりするし。
出産すると病気にも影響が出るっていうから産むか産まないかで男女できれいに意見が分かれてしまう。
ボクなら、、、子供もアルツハイマーの可能性が高いワケで、自分の妻も、子供も苦しむ姿は見たくはない。でも、女性にとって子供って一番の夢だったりするし、本人のやりたいようにやればってカンジかな。
結果的に出産したようで、永作さんはどこかへ行ってしまったみたいで(死んだワケではないですが)、、、このあと寝ちゃいました。最終話を見ずして何を見る!でもこのテってハッピーエンドでもなければ、バットエンドでもないので、あんま支障ないかなって。『ラストプレセント』でもそうだったけど、死に際は描写しないんだよね。たぶん、一番リアルでありながらリアリティがないんだろう。死を描くよりも、生きながらの死のあり方を考えるほうがいいんだと思う。このドラマを見てちょっとだけ考え方が変わったと思う。ドラマとしてじゃなく、教養として見てよかったと思う。
でも、永作博美ってなんかいつも同じような役やな。ホントただ優しいというか。
『優しい』ってもともとは『痩す』のシク活用の形容詞らしい。『恥しい』とも書くらしい。優しい行為を以って自らに立ち返ると、痩せるような、恥ずかしいような、そんな内省をしてしまうような。
優しいって結構使う言葉だけど、もっと深い意味があるんだよね、たぶん。ただ寛容だとか、おおらかだとかそんなんじゃないとボクは思う。
『まだ、間に合うと思うの、、、。』
天海祐希主演のドラマ、『ラストプレゼント』での永作博美さんの一言。自分との婚約を破棄してまで、相手の子供を考えて元妻との再婚を勧める。
自分の幸せよりも、人の幸せをとる大馬鹿野郎なんて言われてましたけど、ボクにはできんね。
ちなみに、馬鹿の語源は、帝に馬を献上するのに、鹿を以って馬といったってのが一説らしい。
もひとつ思い出した。永作さんが親友の2人に自分がアルツハイマーだってカミングアウトするシーン。永作さんの告白を受けて、『外資系の製薬会社のオトコいるから、絶対ゲットしてきてあげるから!』って目を合わせず、鏡見てセットするんだけど、まぁありがちなシーンですよ。でも、この友人と永作さんの設定はもてない30過ぎトリオ。んで、上のセリフを言った人はなんと、、、めちゃイケでおなじみのあの人!けっこういい役してたよ。ほんとに悲壮感が伝わってきました。
まぁ、永作博美主演ってことでよかったけど、90年代がありありと描かれてつらかった面もあったな。なんであの時代はケバケバしいというか、なんというか、なんで唇が異様に紅いの?ってカンジ。よく考えれば青田典子も永作博美もそんなに変わんないよね。まぁ、どっちもどっちだな。バレーの誰だっけ?前に話題にした、、、大友愛みたいなウェーブで、服も黄色とか赤とか原色使いだもんな。
これを見て、じゃあ韓国版の映画見ようかってことにはなんないかな。けど、最近ドラマになってるような、認知症や性同一性障害とか、メタボリック症候群だとか、なんかよくわからんことでも知らないよりマシ、考えないよりマシ、なんでもえーから生きようって思う。
タイトルの意味は誰にもわかりません。中学校の教室に『〜してパッピー』って書いてあったの急に思い出しただけ。